こどもの矯正治療について。

てらお総合歯科クリニックでは、”悪い歯並びの原因”から改善するためにも3歳前後からの矯正治療を行っています。悪い歯並びは決して遺伝だけではありません。むしろ、生活の中に原因が多く隠れています。

治療にあたってはいきなりワイヤー矯正やマウスピース矯正を行うわけではなく、成長発育にあわせた”機能訓練”や本格矯正する前の”早期矯正”から始めていきます。その理由も、歯並びが悪くなった根本的な原因から改善を目指すためです。

 

当院ではこどもの成長発育・お口の状態・家庭環境などを総合的に考え、その時期その時期に応じた最適な治療法を提案しています。

 

次の特徴は悪い歯並びの原因、あるいは、悪い歯並びの結果として現れている可能性が高いです。

こどもの歯並びは生活習慣による影響を大きく受けます。そのため、装置による歯並びの改善だけでは不十分で、お口周りの筋力のバランスを整え機能を高めることと悪習癖の除去が根本原因へのアプローチとなります。

これに関しては、「口腔育成」のサイトをご覧ください。こどもの矯正は口腔育成と矯正治療の両方の面から包括的にアプローチしていきます。

このような歯並びは生活習慣や習癖がきっかけとなっている可能性があります。
よって、このような歯並びを悪くしている原因から改善します!

早期矯正や機能訓練、また小児矯正の一部には、歯並びを治すのではなく悪くなった原因そのものを治療の対象としており、生活習慣や習癖を改善することで本来あるべき位置に歯を誘導してあげることを目的としています。
根本的な原因を治さず矯正装置のみで治す治療や、歯並びだけに焦点をあてた矯正治療ではなく、お子さんに対して負担が少なく長い将来を見据えた治療法を採用しています。

てらお総合歯科クリニックの小児矯正治療のメリットは3つ。

デメリットもあります。

早期に治療を開始するため、おとなの矯正のように2〜3年で終わらず、治療が長期化します。

装置を使用した歯の移動やあごの発育が3〜5年程度、機能訓練はこどもの成長に合わせながら必要な訓練を行っていくため成長終了まで必要なことが多いです。

装置を使用した矯正治療も機能訓練も子供の協力が得られるかどうかによって治療の効果が大きく変わります。状況によっては

やむを得ず治療を中断することもあります。中断した場合はいつでも再開できます。

早期矯正から小児矯正、あるいは小児矯正から成人矯正などカテゴリーを跨いで治療が必要となった場合、費用を減額しております。当院では早期の治療開始が総合的にメリットが大きいと考えており、オススメしております。

例1)3歳から機能的マウスピース矯正を始めて、6歳から下顎の拡大床矯正へ移行となった場合

(拡大床矯正200,000円)ー(機能的マウスピース矯正86,500円)=113,500円が拡大床矯正を開始する際の費用

例2)8歳から下顎の拡大床矯正を始め、13歳から上下ともマウスピース矯正へ移行となった場合

(マウスピース矯正800,000円)ー(拡大床矯正200,000円)=600,000円がマウスピース矯正開始する際の費用

当院には矯正診断のためのレントゲン撮影装置があります。

矯正用レントゲンセファロ

MFT(口腔筋機能療法)

機能検査・訓練に用いるトレーニング器具(一部)

パナリング

リットレとリットレメーター


タッチスティック

健口くん


・トレーニングガム

・吹き戻し など遊びながらやるトレーニングもあります。


機能性マウスピース型矯正装置

プレオルソ

(写真はForest-Oneの取扱製品「プレオルソ」です)

 

てらお総合歯科クリニックでは他にムーシールド、EF-Lineなど扱っており検査の上選択しています。

この装置は、お口周りの筋肉のバランスを整え、適切にお口の成長を促し、大人の歯が適切に生えてくれる土台を作ってくれます。

 

治療費(全て税込)

装置(いずれの装置も):33000円

調整・経過観察料:1100円(毎月)

ムーシールドの使用例①


拡大床矯正

床矯正装置(拡大床)を使用します。

 

てらお総合歯科クリニックで扱っている装置の中で最も効果的にあごの成長発育を利用できる装置です。マウスピース矯正ほど細かい歯並びの改善は難しいですが、8〜9割程度の仕上がりまで持っていくことができます。ご家庭で週に2回専用のkeyで装置の調整が必要となります。調整はネジを回すのみと比較的簡単ですのでご安心ください。 痛みが強ければ回す量を少なくしたり、回すのを先延ばしにしたりなどの調整が可能なので、痛みに弱い子にもおすすめです。

 

矯正装置(床矯正装置):13200円/片顎 ※複数回作り替え分含む(概ね3装置)

調整・経過観察料(毎月):4,400円

 

その他、治療計画に応じてオプションあり

床矯正

見本の写真は、下顎に装着するタイプの装置。

着脱可能な装置です。ご自宅での装置の調整が必要となります。


プレート矯正
早期治療

写真は上顎に装着した症例。

正面からの見た目とお口の中を除いた時の見た目。

この症例では緑色の樹脂を使用。他にもラメ入りなど様々あるので、お好きな色を選べます。



乳歯から永久歯に生え変わる時に上下とも叢生が出現した方

術前

治療開始半年

治療開始2年(現在治療中)


永久歯が生え始めてすぐに矯正治療を開始した症例(2年半経過時点)

ワイヤー矯正

てらお総合歯科クリニックでは、オーソドックスなワイヤー矯正も行っています。現在のトレンドはマウスピース矯正ですが、ワイヤー矯正にもメリットがあり、お口の状態に合わせて選択しています。

 

治療費(全て税込9

基本治療費:上下で600,000円

調整・経過観察・クリーニング料(毎回):4,400円

マウスピース矯正(アライナー矯正)

てらお総合歯科クリニックではこども専用のマウスピース矯正も扱っております(ギャラクシーアライナー)。また、生え変わりが全て終わり永久歯の萌出もある程度済んでいる子においては、おとな矯正と同じ「クリアコレクト」や「SureSmile」といったマウスピース矯正にて治療します。

 

治療費(全て税込)

基本治療費(混合歯列期):上下で400,000円

基本治療費(永久歯列期):片顎400,000円、上下で800,000円

調整・経過観察・クリーニング料(毎回):3,300円

 

マウスピース装着による口元の写真


上顎正中離開を改善した症例


上下ともに全体に軽度〜中程度の叢生を認めた方。

矯正治療に伴うデメリットについて。

矯正治療は装置によって歯を動かし多くメリットがある一方、少なからずデメリットもあります。

検査の上、矯正治療によるデメリットよりもメリットの方が大きいと判断した場合に矯正治療をご提供いたします。

デメリットにはいくつかありますが、主なものは以下の通りです。

  • 保険適応外治療
  • 不快感・痛みの出現
  • 歯根吸収(歯の根っこが短くなる)
  • 歯と歯茎の不調和(歯肉の退縮など)
  • アレルギー(装置の素材による)
  • 虫歯や歯周病のリスクが上がる
  • 矯正治療後の後戻り

詳しくは担当医より説明いたしますので、まずは、ご相談ください。