指しゃぶりやタオルしゃぶりについて。

 指しゃぶりやタオルしゃぶりなどの”おしゃぶり”とは「子供の成長の過程で現れる生理的な人間の行為」です。指しゃぶりやタオルしゃぶりなど何かを口に咥えることで、不安や緊張を解消する効果もあると言われています。ハンカチやおしゃぶり等それぞれお気に入りのものをしゃぶることで安心する子も多いのではないでしょうか。

 

 「うちの子がまだ指しゃぶりをしているのだけど大丈夫?」「お気に入りのタオルを咥えないと寝付いてくれないけど大丈夫?」など不安に思うお父さんお母さんもいるのではないでしょうか。

中には、疑問に思いながらも「そのうちしなくなるでしょう」と思っているお父さんお母さんもいるでしょう。

 

 最初に述べた通り、”おしゃぶり”は成長の過程で必要なことなのです。

 しかし、”おしゃぶり"が必要以上に長く続いてしまうと歯並びや、顎の発育(顔立ち)や「話す」「食べる」などの機能へも影響を与えてしまいます。具体的には歯並びは、「でっ歯」「すきっ歯」「がたがた」となる可能性が高くなってしまいます。

 つまり、上記の様な影響の出る前に辞める必要があります。

 

  多くの子供は2歳頃までにに自然と無くなることが多いです。3~5歳頃に”おしゃぶり”が残っている場合には、要注意です。安心するために行っていた”おしゃぶり”を無理に辞めることを強要すると、こどもの心に大きな負担をかける事になります。無理に辞めさせることはせず、代替方法を検討したり、徐々に辞める方法を検討する必要があります。

 

 歯並びや、顎の発育(顔立ち)や「話す」「食べる」などの機能への影響は多くの場合、早期発見・早期対応が鍵となりますが、こどもの生活環境・心理的側面にも配慮しながら、対応していくことが大切です。まずは、お気軽にご相談ください。