「哺乳類」という名の通り生まれてからは母乳あるいはミルクが全てのエネルギー源・栄養源で哺乳によってすくすくと育っていきます。
しかし、生後5~6ヶ月になると、赤ちゃんは母乳やミルクだけでは成長に必要なエネルギーや栄養を摂取することが難しくなります。このため、少しずつ離乳食を開始する必要があります。
離乳食とは乳汁から幼児食移行する過程に与えられる食事のことで、次のような役割があります。
①成長に必要なエネルギーや栄養を補う
②消化機能を高める(消化酵素の活性を高める)
③咬む力、飲み込む力を身につける
④味覚を育てる
⑤精神的な発達を促す(食事を通して様々な刺激やコミュニケーションが生まれる)
⑥食べる意欲を育てる(食欲)
⑦食習慣の基礎を作る(生活リズムを整える)
離乳食はこれほどにもたくさん大切な役割を持ちます。
では、離乳食を始める時期はいつなのでしょう。一般的には5~6ヶ月頃と言われていますが、より具体的には下記のようなサインがあります。
①食べ物に興味を示す、食べ物をみせるとよだれがでる
②首が座り、少しの支えで座れるようになる
③舌突出反射が消失し、スプーンを口に入れても舌で抵抗しない・嫌がらない
③の「舌突出反射」とは生まれたときに持っているお口の防御反射でお口に異物が入っても無意識に吐き出そうとする役割を持っています。この生まれながらに持っていた反射が徐々に消失していきますが、これも離乳食の開始時期に目安となります。赤ちゃんの成長は個人差が大きく、単
に「5~6ヶ月頃が離乳食開始時期」と言われていても早い子もいれば遅い子もいます。そのための月齢に加え①~③のサインを総合的に判断し、無理なく始めていくとよいでしょう。