メリットいっぱい!子供の頃からの定期的な歯科受診
「虫歯になったら歯医者へ」という時代から平成になって「虫歯にさせないために歯医者へ」という時代になりました。ですが令和の歯医者さんは違います。子供の頃から定期的に歯科を受診することは虫歯予防だけが目的ではなく、たくさんのメリットがあります。
1、子供が歯医者嫌いにならない、あるいは克服できる
歯医者に通うことを習い事や美容院と同様な「生活の一部」になることで、緊張や恐怖が薄れ、歯医者への苦手意識がなくなります。
2、歯磨き上手になる
染め出しをして磨き残しを確認し歯科衛生士と一緒に歯磨きの練習をすることでポイントを学べます。さらに、よく磨けているところを褒めてもらえることでやる気アップ!歯磨きは一生涯していく必要があり、早い時期に上手な歯磨き方法を習得することが大切です。
3、歯の生え変わりが順調であるか確認でき、都度必要な対応方法ができる
永久歯は上あご14本下あご14本の計28本(親知らずが生える場合は32本)ですが、生まれつき持っている永久歯の数が少ないお子さんもいて「先天性欠如歯」といいます。反対に、生まれつき持っている永久歯の数の多い「過剰歯」を持つお子さんもいます。また、数に問題なくても生えている方向が横を向いていたり反対を向いていたりなど様々あります。レントゲンで確認する必要があります。状況状況に応じて対応が様々ですが、いずれも早期に把握し対応することが重要です。
4、お口の機能の発育が正常か確認でき、必要な対応方法を知れる
今の歯医者は「歯」のみならず、「食べる」「飲み込む」「話す」などのお口の機能に関しても検査・治療を行います。これらの機能が十分に育っていない子たちが近年非常に多いです。「滑舌が良くない」「お口がぽかんっと開いている」「ぶくぶくうがいができない」「ご飯の食べるのに時間がかかる」などがある場合には要注意です。
5、子供の成長に合わせた注意事項を知れる
子供のお口の状態は、歯の生え変わりやあごの成長に伴い変わり続けます。また、お口の状態によって起こりがちなトラブルも異なります。虫歯のなりやすい部位も年齢とともにかわります。
定期的な歯科受診でその時のお口の成長、状態に合った注意事項を知ることができます。
上記のように非常に多くのメリットがあります。
更に言うと、それだけ「注意しなければいけないこと」が多くあります。状態応じた注意事項をしっかりと把握し、対応することで子供の健やかな成長を期待できます。