さて、前回から連載している「なぜ痛くもないのに歯医者に行く必要があるの??」に対して科学的にお答えするシリーズ。今回は2つ目の理由をお伝えします。
2つ目の理由は、お口の中の環境は「50歳」を境に大きく変わるという研究結果があります。歯を失う原因は決して老化ではありません。歯周病と虫歯がその多くを占めています。つまり、歯周病菌や虫歯菌といった細菌との戦いで、これは日々の丁寧なブラッシングと定期的な歯科医院での専門的なクリーニングでコントロールできます。
お口の中の環境が悪い方は50歳まで大きなトラブルがなくても、50歳をすぎるとその後の10年間で平均5.4本の歯を失っていたそうです。一方で、定期検診を受けお口の中の環境が良い方は10年間で平均0.7本、つまり、1本失うか失わないかという結果だったそうです。これによると歯を失うリスクが約8倍違います。これが2つ目の理由です。
他にも様々な研究がなされてますが、いずれの結果も定期的に歯科を受診し精密な検査と専門的なクリーニングを受けている方の方が、歯を長持ちさせらているという結果です。
歯を健康に長持ちさせることは、「食べること」に直結します。最近では「健康投資」という言葉があります。”日頃健康に時間とお金を費やす人は結果的に生涯かかる医療費が少ない”というものです。
歯科医院でのメンテナンスの重要性分かっていただけたでしょうか?まだ『健康投資』を始めていない方ははじめてみませんか?