歯科受診が身体の究極の予防の始まり!?

健康寿命を延ばすキーワード「メタボリック・ドミノ」って知っていますか?

 「歯医者は虫歯や歯周病の治療をする所、痛くも痒くもないなら歯科受診は必要ない。悪くなってから行けばいい」と思っている方がまだいるかも知れません。

 

 「メタボンリックドミノ」ってご存知でしょうか?

 これは慶應大学医学部の伊藤先生が提唱した表なのですが、メタボリックシンドロームに至るまでの過程を表しており、そのスタート地点に「虫歯・歯周病」があります。多くの疾患の始まりは食べ物の入り口でもある口であるということです。歯周病の原因菌・虫歯の原因菌は歯茎の炎症部分から血液によって全身をめぐり、全身の組織や臓器に悪影響を与え、様々な疾病のリスクを高めます。疾患の発症に関係するものもあれば、疾患を重症化するものもあります。

 生活をしていく中で時間を追ってドミノ倒しのように病気は発症していくと言われています。どこかでそのドミノを口止めないと、下流にある「透析」「失明」「脳卒中」「認知症」「心不全」などに至る可能性があります。

 健康は生きていく上でかけがえのない最大の財産です。また、健康であることが全ての活力になります。そのためにも、病気になる前の「未病」の状態から対応していくことが大切です。是非とも、定期的な歯科検診と口腔内メンテナンスを受けましょう!

 

お口はからだの入り口、全身の健康の入り口です。食生活+生活習慣によって口腔環境は変わり、ドミノの1枚目を倒す予防につながります。歯科受診することは健康寿命を延ばす究極の予防のはじまりといれるでしょう。