歯周病はお口の中だけの問題ではない!?

歯周病と全身疾患

歯周病の原因となるのは、お口の細菌です。お口の細菌は歯磨きが不十分な場合、時間とともに増加します。それはお口の中に様々な問題を引き起こすだけではなく、身体全体へも影響を及ぼすことが研究でわかってきております。

お口の中で細菌が増えると、唾液や飲食物と一緒に細菌を直接身体の中に取り込んでしまう可能性が高くなります。また、お口の中は毛細血管が非常に多く張り巡らされており、その毛細血管に細菌が侵入し、全身を循環している血管を介して全身に運ばれます。このようにして身体に取り込まれた細菌は、様々な毒性物質を出したり、炎症を引き起こし たりなど悪さをし、その結果、以下のような疾患に影響を与えることがわかってきております。

・脳梗塞

・誤嚥性肺炎

・骨粗鬆症

・心筋梗塞、心内膜炎などの心疾患

・動脈硬化

・関節リウマチ

・低体重児出生、早産

・腎疾患

・糖尿病

・アルツハイマー病の悪化(可能性)

歯周病はお口の中だけの病気ではないのです。少し難しい話をしましたが、お口が消化管の入り口(食べ物の入り口)であることを考えると全身へ影響を及ぼすことが納得できるかと思います。

つまり、歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることができるということです。お口の中から健康に!日々の歯磨き・口腔ケアを見直し、美味しく食べながらイキイキと健康で長生きできるように一緒に頑張りましょう!