口臭について②対応

 

「口臭について①原因」では、口臭の原因について説明いたしました。

今回は、口臭がある場合にどうするのか、口臭を出さないためにどうするとよいのかについて説明します。

 

①お口の中に原因がある場合

(汚れの付着、歯茎の腫れ、歯槽膿漏、舌の汚れなど)

まずは、丁寧にブラッシングをしましょう。歯ブラシのみならず、フロスや歯間ブラシ、舌の汚れをきれいにとる舌ブラシを使用すると非常に効果的です。うがい薬も良いでしょう。加えて、歯科医院での専門的なクリーニングを定期的に受けることも非常にお勧めです。

大きな虫歯や歯槽膿漏などで膿ができてしまった場合には、早期に治療をして原因を除去する必要があります。

 

②お口の乾燥に原因がある場合

(季節性のもの、日中/就寝時に口呼吸の方、全身的な病気の影響、飲み薬の副作用など)

お口の渇きを感じる方は比較的多いかと思います。お口の乾燥が原因の場合には、お口の中を可能な限り潤すと良いでしょう。具体的には、こまめに水分摂取をする、携帯できるお口のミストスプレーを使用する、唾液腺マッサージやガムを噛んで唾液が出やすいようにするなどあります。

お薬の影響の場合にはお薬の変更の検討などを医科主治医の先生と相談して対応します。 

 

③鼻に原因がある場合

(鼻炎や蓄膿症など)

この場合には、耳鼻科を受診していただくことで基本的には解決できます。蓄膿症の場合には、鼻に原因がある場合と、虫歯や歯周病などの歯に原因がある場合があります。精密検査の結果、歯の治療が必要である場合には、歯科医院で治療を行います。

  

④嗜好物の影響

(ニンニク、タバコなど)

嗜好物によるニオイの場合には、基本的には摂取をやめるとニオイがなくなります。しかし、やめられないのが嗜好物ですよね。そういう場合には、嗜好物を摂取後に、丁寧にブラッシングをすることやうがい薬を使用することをお勧めいたします。ブレスケアなども効果的です。

 

上記のように、それぞれの原因に応じて対応が異なります。まずは原因が何なのかを特定することが大切です。原因が特定できたら、それに応じた対応を行います。口臭についてご心配の方、現在すでにお悩みの方はまずはスタッフまでお声がけください!